2018年02月13日更新
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株価を決める基準について

企業を図る指標の1つに株価があります。
株価は商品と同じように毎日変動し、決まり方にはいくつかの要因を上げることができます。

株価の決まり方の要因には、企業的要因、経済的要因、経済外要因の3つがあります。
まず、企業要因には大きく業績があり、業績が上がれば資金的余裕が生まれることで将来の事業展開や配当金の上昇などが見込まれ、企業への信頼が高まるとともに株価は上昇します。
また、大手企業など、業績に大きな動きが無い場合でも信頼できる企業であれば安心して株を保有することができ、売り手も少なくなることで株価が安定することになります。

経済的要因には、大きく、海外の景気動向、国内の景気動向の2つがあり、利子や物価なども大きく関係します。
まず、株価は海外の景気に影響を受けます。
例えば、輸出企業の場合には海外の景気が悪ければ商品が売れないために業績を上げることはできず、株価は下落します。
また、日本においても同様で、景気が悪くなることで商品が売れず、企業業績が下がり株価が下落することになります。
業績が下がれば社員の給料が上がらないために需要も低迷することになり、結果として物価が上昇しないなど悪循環に陥ります。
利子に関しては、低ければ企業の利払いが少なくなるために利益を上げることができ、低い分、借入を増やすことで、さらなる事業拡大を目指すことができるようになります。

経済的要因では為替も大きく影響します。
為替は、現在、日本株にとっては1番の変動要因になっており、特に、円安の場合には輸出企業にとっては業績の上昇につながることになります。
企業によっては1円の円安で数百億円の利益につながるところも多く、この場合、好業績となることで株価が上昇します。

経済外要因としては、主に、カントリーリスクの存在があります。
1つには新興国への進出があり、例えば、政治経済などが安定している国に進出をした場合にはリスクを小さく抑えることができます。
また、製造業などではコストを抑えて業績上昇につなげることも可能になります。
一方、情勢が不安定な地域の場合には、戦争などで撤退となれば大きな損失につながり、株価の下落へとつながることになります。

株価は買い手と売り手のバランスで変動する

株は株式会社が発行した分だけ市場に存在し、需要と供給の上に成り立っています。
つまり、売り手と買い手が存在することで、初めて売買が成立します。
人気があれば株価は上昇し、逆に人気がなければ、その分、株価は下落することになります。

株価の動きは商品販売にも似ており、売り手がいても買い手がいなければ取引は成立しません。
決まり方はここでのバランス次第ということになり、様々な要因がリンクすることで毎日変動することになります。
また、市場に出回っている株数には限りがあり、例えば、発行数が少なく人気がある銘柄などでは売り手は少なくなるために、さらに株価は上昇します。
これは、ニーズが高いことを意味しています。

株価が決まる要因には、大きくは経済的要因、経済外要因、企業要因の3つを上げることができますが、売り手と買い手は、ここでの内容を判断して株をどうするか判断をします。
判断では客観的な数字的内容、また、心理面など情緒的内容が元にされるなど、人によって様々です。

株価におけるバランスは市場原理、つまり流れに沿って変動します。
しかし、場合によっては考えられない動きをすることもあります。ケースとしては2つあり、1つは仕手筋による株価の上昇があります。
上場企業であれば、企業内容は簡単に把握できるものの、好条件がないにも関わらず株価が上昇する場合があります。
この場合、仕手筋が関与しているケースが非常に多く、人為的にバランスが作られることになります。

もう1つは高速取引があります。現在、ヘッジファンドをはじめとして株取引にはアルゴニズムが多用されています。
この取引ではクオンツが量計モデルを構築し、過去データをすべてコンピューターに入れることで自動で株の売買を行います。
ここでは2000分の1秒の速さで取引が行われ、少しでも過去データと異なる内容になれば、コンピューターは瞬時に大量の売り買いの指示をだします。
そのために従来では考えられない株価の動きをすることがあり、売買のバランスが作られることになります。

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